「沼宮内高校は自分が主役になれちゃう学校です!」
SDGsライターの西田こずえです。
私は、岩手町で「長(おさ)」と肩書のある方々にインタビューを行っています。
どのような思いや考えを持って活動しているか聞いてみたいと思い、このようなテーマにしてみました。
今回は、第一弾です。インタビューしたのは岩手県立沼宮内高等学校2年、生徒会長の府金流駈(るうく)さんです。最後まで読んでいただけたら幸いです。
ーーー生徒会長になった今の気持ちは?
そもそも生徒会長になった理由は、先輩へのあこがれもありましたが、沼宮内高校の代表として地域に積極的に関わりたいという気持ちもありました。
役場の方や地域の方、文化祭や地域のイベントを通して地元との関わりを大切にしています。生徒会長になったら地域課題の解決にも積極的に取り組めるかもしれないと思いました。
ーーー流駈さんの思う地域課題は何ですか?
都市部への人口流出と、発信力の強化だと感じています。
僕なりの課題解決の取り組みとして、「いわぷろ(岩手町とぼくらの未来開拓プロジェクト)」に参加し、自分の思う解決方法を探したり、地域に積極的に出ていくことを意識しています。
ーーー流駈さんの思う岩手町の好きなところを教えてください
石神の丘美術館の屋外展示スポットや、田園風景、大町の大安良神社から江刈内に向かう景色がとても好きです。観光地としても良いのではないかと思います。
また、僕は美術部に所属していて、地元の美術館に親しむことで芸術の学びを深めています。
ーーー流駈さんの思う沼宮内高校の魅力は何ですか?
過去に東京の学校に行って交流をしたことがあるのですが、とにかく人が多いことが印象的でした。そこで感じたのは、少人数の教育でも良いところがたくさんあるということです。特に先生と生徒の顔がわかる関係は認知性が高く、勉強も丁寧に指導できる環境が整っています。
また、地域密着型の学校活動があることや、部活動の選択として「フリースポーツ部」が新しくできたことも魅力です。
ーーー流駈さんの今伝えたい思いを聞かせてください。
僕は美術部に所属をしていますが、沼宮内高校には美術に関係するゲストティーチャーがいらっしゃいます。積極的に美術に取り組めるのは、とても特色あることだと思っています。高校に入って初めて彫刻を学んだのですが、彫刻の立体構造を学ぶことで、元来好きだった絵画にも良い影響を与えており、立体的な見方を意識することで成長を実感しています。とても面白いです。
ーーー岩手町に住んでいる後輩へメッセージをお願いします。
根性論になってしまうのですが(笑)諦めずに努力し続けることです。僕自身も話すことが非常に苦手でしたが、生徒会に入って話す練習を続け、人前で話す経験を重ねてきました。このような経験ができたのも、沼宮内高校に入ったからだと思います。自分が主役になれちゃう学校です! そして最後に!なによりも、沼高は楽しいです!
府金流駈さんは、11月24日(日)10:00~「いわぷろ」の活動で企画した『青春ぷりぷりラジオ公開収録』でパーソナリティーになり、若い世代の思いを届けたいとWebラジオに挑戦する予定です。ぜひ流駈さんの活動する姿を見に「いわてユースセンターミライト」に足を運んでみてください。