「ごんぼ市」とは、30年ほど前まで川口地区で開かれていた市のことです。
2022年10月、岩手町主催「世界一楽しいきっかけづくり」のプロジェクトのひとつとして復活を果たした「ふっかつ‼ごんぼ市」実行委員会副会長の佐藤陽子さんにお話を伺いました。

佐藤陽子さん

チラシと市の様子
【佐藤さんのお話】
30年前に開かれていた「ごんぼ市」は、毎月一回、明圓寺の下の空き地で始まったの。食料品屋さん3軒。お豆腐屋さんと野菜屋さんとお魚屋さんだったと思ったな。普段お店で扱っているものを、それぞれ持ち寄ってやってた。その3軒がずーっとやってて、10年くらい続いたかな。すごく賑わってたねえ。
復活してからは、年に3回。ここ(おしゃれプラザさとう)か社会体育館のどっちかでね。今回は、リンゴ詰め放題、とうもろこしと雑穀の販売のほかに、コーヒー屋さんと、岩手町産リンゴを使ったアップルパイとかのおふるまいもやってます。今日はお祭りだからね。いつもより人が多くて、賑やかで楽しいね。

ドリップバッグのパッケージは中学生がデザイン

リンゴ詰め放題。あっという間に残りわずかに

おふるまいには岩手町産リンゴを使用
佐藤さんのお話からは、かつての「ごんぼ市」がとても楽しみだった様子が伝わってきました。
復活した「ごんぼ市」には次々とお客さんが訪れ、皆さんが佐藤さんに声を掛けます。
佐藤さんは呼ばれるたびに「はーい!」と明るく答え、商品の説明をしたり、慣れない様子のお客さんに自分から声を掛けたりと、忙しく動き回っていました。
出店している方たちも、通りかかる方々に明るく声を掛けます。
その声に立ち止まり、覗いていく様子を見て、また立ち止まる方、話をする方——。
賑わいが広がる「ごんぼ市」には、笑顔が溢れていました。

明るい賑わいに、お客さんが次々と立ち寄ります