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岩手町の取り組みが紹介
~岩手日報 SDGs特集~

人が生きるとまちが生きる

岩手町は▽地域への愛着・誇りの醸成(シビックプライド)▽まちのブランド化(ブランディング)▽持続可能性の追求(SDGsの取り組み)―を3本柱にまちづくりを行っています。

2030年のあるべき姿として「町に関わる全ての人々が主体的に、互いに連携・協力し合って町の持続可能性を高めていくこと」を掲げています。

町の人口は2023年9月末現在の約1万2千人から2040年には約7600人まで減少する見通しです。

2020年7月に内閣府からSDGs未来都市に選定され、様々な取り組みを実施してきました。

今回は人材育成に関する取り組みを紹介します。

岩手町総合計画 基本構想

リビングラボ~農林業をテーマに~

町内外の大人から子どもまでが参加し、農業や林業などをテーマにさまざまな取り組みを行っています。農業では担い手確保プロジェクトとして「就農」や「援農」をテーマに活動しています。

家族経営や高齢化で人手が足りない町内の農家を支援する「援農」では、町の地域おこし協力隊が中心となって、町内外から支援者を募り、本年度はトウモロコシやピーマンなどの植え付けから収穫、リンゴの着色管理などを手伝いました。

チームリーダーを務める町地域おこし協力隊の上村光治さん(51)=埼玉県出身=は「活動には町外の大学生らが参加し、町や農業の魅力を感じてくれています。今後は町内の人にも魅力を再発見してもらい、援農に参加してもらえるような取り組みをしていきたいです」と意気込んでいます。

林業では町民が山そのものを学ぶ機会を設け、森との多様な関わり方の創出を目指しているほか、地産材を活用するプロジェクトなども進められています。

 

森づくりを学ぶ山林研修

地域共創人材育成の育成~次世代が主役のまちづくり~

地域共創人材の育成

高校生の視点で町の活性化を目指すプログラムや、地域と学校を結ぶ取り組みが行われています。

沼宮内高では一昨年から、2年生が総合的な探究の時間で企業活動体験プログラムに取り組んでいます。町商工会や町内企業の協力を得ながら、文化祭を実践の場として活動。本年度は町の特産品のブルーベリーを使用した染め物の販売やドーナツの振る舞い、町の風景をまとめたカレンダーの販売などのプロジェクトに取り組みました。

トークフォークダンス~地域の大人と子どもの対話を創出~

町内の小中高では、「トークフォークダンス」を実施。授業の一環として地元企業や地域住民を招いて、子どもと大人が2重の円で着席し、1分ごとに相手が代わって対話します。互いに新しい視点を得るとともに、まちづくりにおいて大人と子どもが垣根なく話せるきっかけづくりにつながっています。

地域の大人と子どもたちが対話するトークフォークダンス

岩手日報 SDGs特集

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ご相談・お問い合わせ

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