2021年12月14日(火)に2021年度で第一回目となる志塾が開催されました。
このタイミングでコロナ禍がある程度落ち着いたこともあり、無事にリアルな場として実施できたことはとてもありがたいことでした。
やはり講師の方のお話しを直接聞き、自分の今の課題やこれからの取り組みについて相談もできる双方向のやり取りは、オンラインよりもリアルな場だからこそ伝わる空気感や熱のようなものが大切なシーンもあり、今回もご参加の皆さんの熱量を感じられる場となりました。
初回のテーマは
「商品やサービスを売るための第一歩~はじめてのブランディング~」です。
3.11で被災した福島県に本拠を構え、復興支援などを含めた様々な事業を展開するデザイン会社、「ヘルベチカデザイン株式会社」の代表である佐藤哲也氏をお招きしました。
第一部は佐藤氏からブランディングについて講義を受けました。
佐藤氏が手掛けた数々のブランディングの事例を元に「そもそもブランディングとは何か?」という基本から、ブランディングするために必要な考え方や具体的な手法など、様々な視点からブランディングの重要性について学びました。
たとえば、自分がやろうとしている事業には「どんなストーリーがあるのか」「それをどう表現するのか」
などの考え方や整理の方法などを学びました。
ちなみに、余白やひらがなの活用も伝わりやすさに繋がるそうです。
講義で使われたパワーポイントからもその秘訣がうかがえますね????
第二部はワークショップでした
問われた内容は4つ
➀あなたにとってこのビジネスの原体験はなんですか?
➁このビジネスによりどんな未来を想像しますか?
➂20年続けていくためには何が必要と思いますか?
➃この事業から生み出す経済循環を考えて下さい。
⑤最後に、あなたにとってブランドとは?
いつも考えていたつもりでも、いざ言語化すると急に難しく…
自分の事業や、やりたいことと向き合う時間となりました。
最後に各グループ内で発表されたこと、話題になったことなどを全体で共有しました。
釣り竿を作りたい、化粧品を開発したい、農作物を販売したいなど同じ町内でも様々な夢や立ち上げたいビジネスプランを持った方々がいらっしゃることがわかりました。
このように町内で新しいビジネスを立ち上げようとする方々同士がお互いにやりたいことを共有することもとても大切です。一人ではできないことや拡がりを作ることが難しいことでも仲間がいることで突破できる機会が増えるからです。そんなネットワークづくりの起点としても志塾は機能していきます。
また、このようなセミナー以外にも、岩手町で起業したい、今の事業を大きくしたいなどの夢を持っている方を応援するため、個別に専門家に相談できる窓口を開設しています。お気軽にお問い合わせくださいませ。