石のステージを、表現の場に

誰もが表現できる場所を目指して

野外彫刻やラベンダー畑などで人気の石神の丘美術館には、自然に恵まれた広大なオープンシアターがあります。かつては「石神ロックス」という大きなロックコンサートが開催されたり、民謡やブラスバンドの発表の場としても町民に利用されていたよう。

「もっと町のためにこの場所を使ってほしい」という美術館や役場の願いもあり、様々な人が無料で利用できる(※)ような仕組みを導入。大地のコンサートに始まり、さまざまな編成を経て、2012年から町も実行委員会の一員として、県内の学生たちを対象にした音楽イベント「カレッジ・オブ・ロック」「カレッジ・オブ・フェス」をスタートしました。

利用の際は申請書が必要です。ご希望の方は、石神の丘美術館にお問い合わせください。

来場者も年々増え続け、今では県内の学生たちが出場を目標とするイベントにまで成長してきたといいます。楕円系のステージの上には、迫力のある石の作品も。なだらかな傾斜の広がる観覧席は気持ちの良い芝生が広がり、思い思いの場所でくつろぐことができます。

また、2月頃にはもう一つの目玉のイベントである「いわてまち イルミネーション 冬の花畑」が開催され、雪やみどりのトンネルがラベンダー色にライトアップされ、町内外から多くの人が訪れます。活用方法はまだまだありそうな、石のステージ。これからもこの自然豊かなステージで様々な表現活動が行われていくのが楽しみな場所です。