岩手町から世界へ、ホッケーがつなぐ夢

全町民ホッケー経験者!? ホッケーの町、岩手町

カーンと気持ちよく鳴り響く音と賑やかな声を頼りに、辿り着いたのは県内唯一のホッケー場。「ホッケーのまち」と呼ばれる岩手町は、オリンピック日本代表選手など、世界で活躍するホッケー選手を多く輩出しています。

町としてホッケーを町技として普及させているため、幅広い年齢層が競技に親しんでおり、優勝回数全国随一の強豪校である岩手県立沼宮内高校ホッケー部や、社会人チームなど町民を中心としたホッケーチームもあります。町民ホッケー大会では未経験者がホッケーを楽しむ機会もあるほどこの町で愛されているスポーツです。

岩手町の学校に通う生徒なら、その多くがホッケーのスティックを握ったことがあるというほど、岩手町は町ぐるみでホッケーに親しむ環境づくりをしています。また、実はホッケーは、半身の姿勢で走り続ける「フィールドの格闘技」とも呼ばれているほど、過酷なスポーツのひとつ。

幼い頃からこのスポーツに触れている子どもたちにとっては「あきらめない・へこたれない・くじけない」など精神面でも鍛えられる存在だといいます。

また、岩手町は東京オリンピックのホストタウンとしてアイルランド女子ホッケーチームの事前キャンプを受け入れ、その後もアイルランドとのスポーツ・文化交流も積極的に行っています。このフィールドからまだまだ世界へと飛び立つ才能が輩出されていくことでしょう。今後の活躍が楽しみです。