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森林セラピーロードでヒーリング

取材先:
岩手町森林セラピー基地「ゆうゆうの森」

心と身体の健康のために森へ入る、新しい森の楽しみ方

落ち葉の匂い、木の香り、土の手触り、風の音。森の中には私たちの五感を刺激し、心や身体を整えてくれる瞬間が溢れています。岩手町のスポーツ文化センター「森のアリーナ」の裏手に広がる小高い山「ゆうゆうの森」では、毎年「森林セラピー」の活動が行われています。

森林セラピーとは、科学的な証拠に裏付けされた森林浴のことで、森を楽しみながら心と身体の健康維持・増進、病気の予防を行うことを目指した活動をいいます。例えば、森の中で呼吸法やヨガ、アロマテラピー等を組み込んだ心のリラクゼーション・プログラムを行ったり、ウォーキングやノルディックウォーキングの運動を通じた身体のフィットネス・プログラムを行ったり、医師と連携して健康相談を行う森の過ごし方もあるようです。森林セラピーは、ハイキングでも、登山でもなく、健康のために森に入る、新しい森の楽しみ方です。

平成27年に、NPO法人森林セラピーソサエティから岩手町全域が「森林セラピー基地」として認定され、中でも「森林セラピーロード」としてゆうゆうの森には2つのコースが整備されています。

ゆうゆうの森に入るとまず「どんぐり広場」と呼ばれるベンチが円形に配置された広場にたどり着きます。森林セラピーのプログラムでは、ここでみんなで寝転がりながら、草木が触れ合う音や生き物たちの小さな鳴き声に耳をすましたり、ゆっくり呼吸をしながら自分のリズムを感じたり、森の中で自分を整える時間を過ごします。

ベンチから見上げると、美しい葉の先に空が透けて見えます

1人でフカフカの落ち葉を踏みしめながら歩くのも気持ちがいいです

徐々に進むと、背の高い木も増えだし、さっきまで自分が町中にいたことを忘れてしまうように、時間がゆっくりと流れていきます。居住エリアと森がこれだけ近くにあるのも、岩手町の魅力です。コースの終着点は高台になっていて町を見下ろせる場所も。

ここで一息つきながら、考え事にふけるのも、何も考えないでただボーッとするのも心地がよくおすすめです。子ども連れでも、1人でも、気軽に歩けるコースなので是非、自然とのつながりを感じに訪れてみてください。

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