
部活に全力、地域とつながり、海外とも交流。しかも塾も寮も完備!? ここまでそろった高校は、見たことない。全校生徒71名(男子48女子23、2025年4月現在)、沼宮内(ぬまくない)高校の魅力を一挙紹介します。
ごはんも安心。ぬくもりある寮生活
2025年4月からスタートした学生寮には、東京、神奈川、山梨、秋田、福島、葛巻町(岩手県)出身の7名の生徒が入居しています。寮にはハウスマスターの小沢夫妻も住み込みで常駐し、地元食材をたっぷり使った手作りの温かい食事を毎日みんなで一緒にいただきます。
建物は、男女のエリアがしっかり分かれており、緊急時には学校と迅速に連携する体制も整っているので初めての寮生活でも安心です。かけがえのない高校生活を最高の仲間たちと共に過ごしてみませんか? おかげさまで大変好評をいただいております。「いわて留学」制度を活用した2026年度の県外生徒募集枠は8人です。

希望する生徒には学校給食があり、白米は持参でガッツリ食べられます!「給食補助で実質100円/1食」
「ホッケーのまち」で全国、世界を目指す
沼宮内高校には、全国でも屈指の優勝回数を誇るホッケー部があります。1970年に開催された「第25回岩手国体」で競技の会場となったことをきっかけに岩手町は、「ホッケーのまち」として町全体で競技を盛り上げてきました。その取り組みは50年以上にわたり、東京2020オリンピックではアイルランド女子ホッケーチームのホストタウンを務め、これまでに町出身のオリンピック選手を6名(小沢みさき選手、田中泉樹選手、及川栞選手、瀬川真帆選手、田中海渡選手、田中彩樹選手)、コーチを1名(小沢和幸コーチ)輩出するなど、大きな成果を出し続けています。
また、夜間照明を備えた国際規格の人工芝ピッチなど、国内トップクラスの施設が、町のホッケー文化と選手の活躍を力強く支えています。

国際規格のピッチで汗を流す緑のユニホームの沼高(ぬまこう)の選手
フリースポーツ部。みんなでワイワイ楽しもう!
「運動はしたいけど、一つの競技に絞って本格的に取り組むのは少しハードルが高い…」
そんな生徒の声に応える形で、2023年度に「フリースポーツ部」が新設されました。
活動内容は、その日のメンバーで「今日はバスケ!」「明日はバドミントン!」というように、やりたいスポーツを自由に決めて体を動かすというもの。全国的に見てもユニークなこの部活が、生徒たちの間で人気を集めています。
様々なスポーツに取り組むことで、これまで知らなかった自分の新たな才能を発見できるかもしれません。実は、日によって種目を変えたり、季節で変えたりするこの方法はアメリカの高校では一般的なスタイルで、自分に合ったスポーツを見つける良い機会になります。

この日はバドミントンでした!その日の気分で種目が変わるのが、フリースポーツ部の楽しさ
世界とつながる「親善大使」派遣プログラム
沼宮内高校は、2022年度からアイルランドの首都ダブリンにあるマウントテンプル総合学校との国際交流を続けています。毎年5名の生徒が町の「交流親善大使」に任命され、約1週間の日程でアイルランドを訪問します。
このプログラムには、他にはない3つの大きな特長があります。
1.安心の事前交流
渡航前にオンラインで現地の生徒やホストファミリーと交流するため、安心して訪問し、すぐに打ち解けることができます。
2.学校全体での国際交流
アイルランドからも生徒が町に訪れ、沼高の生徒と一緒に授業を受けます。そのため、派遣生徒だけでなく全校生徒に国際交流のチャンスが生まれます。
3.帰国後も続く継続的な関わり
親善大使としての経験は一度きりではありません。帰国後もOB・OGとして、翌年度以降の交流活動に関わり続けることができます。
このように、一過性の派遣で終わらない双方向かつ継続的な交流は、沼髙ならではの大きな魅力です。

2025年3月マウントテンプル総合学校にて 生徒はお互いに打ち解けるのが早い

2024年10月 アイルランドの生徒が沼宮内高校に! 教室で一緒に授業を受けます

2024年10月 町のアイルランド交流事業 welcome party
町全体が学びの舞台!? 地域と連携したスペシャルな学び
沼宮内高校の学びは、教室の中だけじゃない! 岩手町の自然や文化、人々との出会いを通して学ぶ、特別なチャンスにあふれています。
伝統の秋祭り、今度は君が主役!
大正時代から続く「岩手町秋まつり」には、見るだけじゃなく、太鼓や笛、踊り手として参加できる!
県内外から約3万人が訪れる地域の伝統行事に、地域の一員として盛り上げる体験は、忘れられない思い出になるはず。
町で活躍するプロフェッショナルから、将来のヒントをもらおう!
野菜農家、酪農家、写真家、町で活躍する様々なプロフェッショナルに、授業で直接会いに行ける! 「どんな仕事があるの?」「働くってどういうこと?」リアルな話が、君の「やりたいこと」を見つけるきっかけになるかも。
日本一!? 熱い文化祭が待っている!
そして極めつけは、文化祭! なんと町の「産業まつり」と合同開催で、お客さんの数は約6,000人! こんなにスケールの大きな文化祭は全国でも超レア。地域の人たちと一緒につくりあげる最高のイベントです。
机の上だけでは学べない、地域とつながるからこそ得られる特別な体験が、沼宮内高校の日常にはあります。

生徒があちこちで大活躍する岩手町秋まつり

農場を訪問。岩手町は畜産も盛んだが、全国有数の野菜総合産地、特にキャベツの生産量は東北一

文化祭のお客さんは保護者や友達だけでなく、地域内外の方々も
少人数×個別サポートで勉強も安心!
「イベントや部活が楽しすぎて、勉強についていけるか心配…」そんな君も、大丈夫! 沼宮内高校は勉強のサポートもバッチリだから安心して!
Point 1:先生との距離が近い!
少人数クラスだから、授業で「あれ?」って思っても、先生がすぐに気づいてサポートしてくれる。置いていかれる心配はありません。
Point 2:校内に無料の塾がある!
放課後は、校内で開かれる公営塾を週1〜2回、無料で利用できるんだ! 自分のペースで勉強して、分からないところだけを質問できる個別指導スタイル。入退室フリーだから、「部活帰りに1時間だけ集中!」なんて使い方もOK。勉強と部活、どっちも頑張りたい君を全力で応援する環境が、ここにあります。多い日には20名ほどの生徒が熱心に学習に取り組んでいます。

自学自習が基本スタイル

わからないところは丁寧に教えてもらえるので安心してください
沼宮内高校の魅力を簡単にまとめるなら、「日々の学習に集中できる環境と、多様なヒト・モノ・コトに触れる豊富な体験機会があり、『将来はどうしようかな』と考えるきっかけがたくさん揃っていること」です!
「この学校、ちょっと気になるかも」と感じたら、それは沼高(ぬまこう)とのご縁かもしれません。ぜひ一度、沼高を訪れてみてください。楽しい高校生活を、ぜひ沼高で過ごしてみませんか?
岩手県立沼宮内高等学校

岩手県立沼宮内高等学校
・住所:岩手県岩手郡岩手町大字五日市10-4
・電話番号:0195-62-2388