住民が賑わい創出に地域イベント

講座「世界一楽しいきっかけづくり」で学び

全国で町づくりに取り組む講師の山口覚さん

 2022年11月20日、「世界一楽しいきっかけづくり発表会inいわてまち」(岩手町主催)が岩手広域交流センター「プラザあい」で開かれました。全国で「町づくり」に取り組む山口覚・津屋崎ブランチ代表の連続講座(7回)を受けた「沼宮内」、「一方井」、「川口」3地区の各グループが7月から準備した4つのプロジェクトの成果を披露しました。

 山口さんは、「世界一楽しいきっかけづくり」について、「『町づくりでこんなことをやってみたい』という思いの背中を押してもらうキッカケと、取り組む仲間づくりが狙い」と説明。対話による「合意形成」や、「アイデア創出」などを学んだ参加者は各地区に帰り、プロジェクトの原案者、賛同者、手伝う人らによるプロジェクト会議を開き9~10月に実施しました。

3地区が「市」、「豆腐作り」、「ウォーキング」

 発表のトップパッターは、「ふつかつ!ごんぼ市」(川口)。約30年前まで地区で開かれていた「市」を復活し、野菜、りんご」、和菓子、フリーマーケットなど10店が出店。来場者は約170人と予想を上回り、商品が足りなくなるほどの盛況ぶりでした。

 「はてなウォーキング」(3地区合同)は、歩きながらゴミを拾う当初のアイデアを基に、交流の場を作りました。いわて沼宮内駅から2キロメートル圏内で計5回実施。「終了後は、30分ほどのおしゃベりの場を設けました」(発表者)。

 「トーフェス」(一方井)は、豆腐作りが上手いおばちゃんたちから若い人たちが作り方を学び、豆腐丼、豆腐プリン、芋の子汁などが並ぴました。「笑顏咲くたまなぽうや市場」(沼宮内)は、「趣味を持つ人などが集まって楽しい気持ちを1カ所に集めた市場」(発表者)。野菜、たまな100円カレー、手作りお菓子、雑貨・小物などが出店されました。

 山口さんは「担い手がいないからできないということはない。担い手はあなた自身であり、隣にもいるのです」とした上で、「成功の秘訣は『対話』による信頼関係と合意形成。多様性を認め合う寛容な町を作っていただければ」と強調しました。

はてなウォーキング

たまなぼうや市場

川口の「ふっかつ!こんぼ市」の発表

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