子ども時代の体験は、その後の学びや人との関わり方に大きく影響すると言われています。体験活動などの経験が豊富な子どもは自己肯定感や道徳観・正義感が高い傾向があるそうです。先日開催された東北SDGs未来都市サミットでも、尾木ママが「原体験の重要性」について力説されていました。(特集記事:教育の未来を東北から 〜東北SDGs未来都市サミット in 岩手町〜 https://iwatetown-sdgs.jp/news/tohoku_sdgs_summit/)
岩手町は、盛岡から車で約1時間、IGRいわて銀河鉄道でもアクセスしやすい場所にありながら、豊かな自然と地域文化に恵まれた町です。そして、子どもたちが多様な原体験を積める機会が、季節ごと、あるいは通年で用意されています。
今回はその中から、小学生におすすめの体験活動をご紹介します。移住を考えているご家庭には子育て環境を知るきっかけとして、町に暮らす皆さんにはあらためて地域の魅力を見つめ直す機会として、ぜひご一読ください。
岩手町秋祭り ~地域の文化にふれ、人とのつながりを感じる~
毎年10月初旬の3日間にわたって開催される「岩手町秋まつり」は、その年の豊作を祝う、町を代表する行事の一つです。沼宮内中学校や沼宮内高校の生徒は学校を通して参加する機会がありますが、実は町外の方や学校を通じた参加のない方でも大歓迎のお祭りです。
人形や造花で飾られた南部風流山車を制作している組は5組、郷土芸能で参加する団体は4団体。山車づくりや郷土芸能の練習は本番の約1か月前から本格的に始まり、地域の大人たちが受け継いできた技や思いにふれることができます。お子さんにとっては、単に「見るお祭り」ではなく、地域の文化を身近に感じ、人とのつながりの中で学ぶ貴重な機会になるはずです。
また、お父さんお母さんも一緒に参加できるのが魅力です。豊作祝いという背景を知りながらお祭りに関わることで、日本の食文化や地域の暮らしの成り立ちを親子で体感できます。地域に入っていくきっかけとしても、とてもおすすめです。
「興味があるので少し話を聞きたい」など、岩手町秋祭り実行委員会までお気軽にご連絡ください!
八幡平や仙台など、周辺都市からの参加も珍しくありませんよ。
岩手町秋祭り/岩手町PR動画short Vol.6
岩手町秋祭り
岩手町秋祭り
実施日時:10月初旬の3日間
実施場所:岩手町 沼宮内稲荷神社および沼宮内地区
参加対象:未就学児から大人までだれでも
連絡先:岩手町秋祭り実行委員会事務局(岩手町商工会内)[電話:0195-62-2760]
美術館で過ごす冬の1日 ~遊び、食、アートを通して感性を育む~
岩手町はアートの町です。石神の丘美術館は、町立でありながら野外展示が中心という全国的にも珍しい美術館です。そんな美術館を舞台に、冬休み期間中に実施されるのが、小学生向けイベント「美術館で過ごす冬の1日」です。
このイベントでは、そり遊びなどの雪遊びに加え、石神の丘レストランの料理長による説明付きの特別コースランチ、さらに工作の宿題にもつながるワークショップなど、さまざまな体験が用意されています。自然の中で体を動かし、食を楽しみ、表現にふれる。まさに五感を使って過ごす1日です。
親御さんにとってもうれしいのは、イベント中に子どもを預け、その間は隣接する道の駅石神の丘で買い物をしたり、周辺で自由に過ごしたりできること。子どもにとっての豊かな体験と、大人にとっての過ごしやすさが両立しているのも、岩手町らしい魅力です。
さらに、イベントと同じ時期には「岩手町小中学校・高校絵画コンクール作品展」も開催されます。自分の作品や、ほかの子どもたちの表現に出会うことは、創造性を育てるだけでなく、「自分もここで育っている」という実感にもつながります。
しかも石神の丘美術館は高校生まで入館無料。イベント参加の有無にかかわらず、家族で文化に親しめる環境が身近にあるのは大きな魅力です。

五感を使って過ごす1日

2013年に始まったこのイベントは、リピーターが多く、大好評です。

ワークショップをすすめる美術館の斉藤学芸員

このイベントでの特製ランチ。レストラン石神の丘のシェフのお料理紹介付き!

イベントと同じ時期に「岩手町小中学校・高校絵画コンクール作品展」が開催されています。子どもが自分の作品を見つける楽しみもあります。
美術館で過ごす冬の1日
美術館で過ごす冬の1日
実施日時:1月初旬
実施場所:石神の丘美術館 他
参加対象:小学生
参加費:無料
参加方法:毎年配布されるチラシまたはWEBサイトよりお申し込み [最新情報をご確認ください]
いわてまち英語教室 ~地域にいながら、世界とつながる力を育てる~
秋・冬の季節行事に加えて、通年で参加できる体験の一つが「いわてまち英語教室」です。学校の授業だけでは物足りない、もっと英語に親しみたい。そんな子どもたちに向けた学びの場として開かれています。
教室では、集団指導と個別指導を組み合わせたハイブリッド型を採用し、あいさつクイズ、単語学習、会話、パズルなど、子どもたちが楽しみながら英語にふれられるコンテンツが充実しています。教室長の小田さんは、「英語でいろいろなことができるように」との思いで教室を運営しているそうです。
現在は町内3か所で開かれており、小学生は17名(2025年10月時点)が学んでいます。「ここに来るのが楽しい」と話す子どもたちの声が口コミで広がり、きょうだいで通うケースもあるとのこと。学年を越えた交流が生まれている点も、この教室の魅力です。英語そのものを学ぶだけでなく、ことばを通して人と関わる楽しさを知る場になっています。
地方に暮らしていても、地域の中で多様な学びに出会えること。これは、子育て環境を考えるうえで大きな安心材料の一つではないでしょうか。岩手町には、地域の文化や自然だけでなく、未来につながる学びの入口もあります。

楽しみながら英語に触れることができます

ご興味ある方はぜひ一度、小田さんにご連絡してみてください!
いわてまち英語教室
いわてまち英語教室
実施日時:月3〜5回
実施場所:川口公民館・沼宮内公民館・一方井公民館
参加対象:小学校4年生以上・中学生
料金:基本料金2000円+授業料(1000円/回)、きょうだい割引あり
詳細はHPをご覧ください













