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町を練り歩く風流山車が祈る、豊穣と無病息災

岩手町では、毎年10月初旬の3日間にわたって「岩手町秋まつり(沼宮内稲荷神社例大祭)」が開催されます。岩手町秋まつりは、町にとって一年の一大イベントでもあり、開催中は町中がお祭りムードに包まれます。豊穣への感謝の気持ちや無病息災を祈願して、郷土芸能の沼宮内駒踊り、五日市獅子踊り、沼宮内七ッ踊りや北上川清流太鼓に加え、人形や造花などで飾られた南部風流山車が町内を練り歩くことも見どころのひとつ。新町組・大町組・の組・愛宕組・ろ組がそれぞれ自作する山車の迫力は、まさに圧巻です。

本記事は、2022年開催の様子です。

  • 新町組「加藤清正」

  • の組「碁盤忠信」

  • 愛宕組「暫」

  • ろ組「雨の五郎」

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3日間の秋まつりの中日に、郷土芸能と風流山車、そして屋台車が合同で実施するパレードでは、踊りや音楽とともに風流山車が次々と登場します。岩手町大町商店街にも屋台が並び、次々とやってくる風流山車を見上げる町内外の人々の「おおお!」「すごーい!」という歓声や拍手に包まれ、そんな町の高揚のなかで代々伝わる町の歴史を感じる夜は、なんとも趣があります。

風流山車は、演題が共通していても構図や色彩、小物の配置などの演出が組や年度によって異なり、歴史上の人物が登場する物語をどう表現しているのかを鑑賞しながら味わうのがおすすめ。組ごとに異なる音楽を奏でながら、豪華絢爛な山車が町内を歩く姿をみんなで見守る——そんな岩手町の秋まつりをぜひ体験してみてください。

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