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この町の木を、次の世代へ

取材先:
T Factory

地元の森を知り、木をいかす

住宅街の一角にある、家具工房「T Factory」は、地元の木材を使い、テーブルやベンチなど、あたたかみのある木製家具を製作しています。家具職人である佐藤貴文さんは、一度故郷の岩手町を離れ静岡県の大学へ進学し、その後静岡の企業に就業。39歳の時に、故郷に戻り自分自身の工房を立ち上げました。

 

「岩手町には豊かな森や木があるのに、それを使う場所がないんです。」そう語る佐藤さん。生まれた時から身近にあった、森の大切さや木の魅力を伝えていきたい、そんな思いでこの工房を作ったといいます。

綺麗に整った工房の中には、所狭しとさまざまな木工道具や機械が並んでいます。最近では、道の駅にある「レストラン 石神の丘」のベンチを作ったり、岩手町のプロジェクトで「リヤカーゴ(移動式屋台)」を作ったり、神社の灯籠の骨組みを作ったりと、地域密着で地元で長く愛されるものを作り続けています。

また、地元の子どもたちにも森の大切さや木の魅力を知ってほしいという思いから、木工のワークショップを開催し、ものづくりの楽しさを伝える活動も行っています。

家具工房「T Factory」代表の佐藤貴文さん

一つ一つ丁寧に作られた木製家具には、美しさとあたたかさがあります。

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