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歴史的古民家から、岩手町の食文化を発信する

歴史的古民家「桜山荘」

秋になると、真っ赤な紅葉が圧巻のこの場所は、岩手町でも歴史のある建物として有名な「桜山荘(おうざんそう)」です。幕末から明治・大正・昭和(第一次世界大戦時代前)にかけて酒造業、馬産業・呉服商として活躍した岩手町の柴田家が、冠婚葬祭用に使用していた別荘で、沼宮内の大工棟梁である八戸駒吉が施工しました。

かつては、裏山に一面のヤマザクラが咲き、桜の名所であったことからこの名前がついたと言われています。また、元来この場所は旧盛岡藩(南部藩)の士族や郷士の師弟を対象に、「草䕃塾(のちに桑䕃塾)」という県北県央各界のリーダーを育てる私塾としても使われていました。

 

庭園の池の端のカツラの大木は明治以前から存在するもので、この地の歴史を見守ってきた象徴的な存在です。昭和に植えた紅葉は、紅葉の時期には美しく真っ赤に染まります。その様子を見物に、町内外からも多くの人が訪れ賑わいます。(各種イベントを時々開催しています。2023年の一般公開は610, 11日と114, 5日のみとなっています)

大正時代の雰囲気を伝える、照明器具・スライド式窓など建築当初のものがまだ残っています。

普段は一般公開をしていないこの建物ですが、現在は町のメンバーを中心に、食と芸術文化を通じて岩手の魅力を発信していく拠点として、「桜山荘」を活用する実験も行われています。

 

地域の観光資源と、岩手町だけの体験を工夫して組み合わせること、また宿泊場所の少ない岩手町の中で民泊施設を増やすことで、岩手町での滞在時間を増やし、地域の経済活性化につながる仕掛けづくりを実践しています。

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