森や大地の音に耳を澄ます
岩手町の名所の一つでもある御堂新田(みどうしんでん)の滝は、北上川の源流である弓弭(ゆはず)の泉のある御堂観音より、東へ約2.5kmの朽木川に位置しています。
高さ8m、幅10m規模の滝で、大きな岩盤から玉のように三筋に水が流れ落ちる様子から、別名「玉吹きの滝」とも呼ばれています。また、この滝には「村の美しい娘が白い大きな魚となって、この滝を上って上流に行った」という伝説もあるようです。
三筋に流れ落ちる滝が迫力のある風景を作り出しています
滝の麓はぽっかり穴が空いたように、広い空間と川が流れています。風にそよぐ葉っぱによる木漏れ日が川面に反射してキラキラ光るのもとても美しい光景です。滝の音や水の音、風の音や木々の音、さまざまに聞こえてくる森と大地の音に耳を澄ませれば、心が穏やかに整う場所です。
町なかからそう遠くない場所に、自然との近さを感じられる場所があるのもこの町の魅力。日常のなかで、ふと一人で心を落ちつかせたり、ボーッとしたりするのにもおすすめです。
御堂新田の滝
御堂新田の滝
・住所:〒028-4301 岩手県岩手郡岩手町沼宮内